3rd 朗読劇「緑のもえる学び舎で」

公演概要

公演タイトルCHILL CHILL BOX 3rd presents
朗読劇「緑のもえる学び舎で」
日程2018年5月26日(土)
会場光が丘 IMAホール
出演白井悠介 中島ヨシキ 村田太志 中澤まさとも 波多野和俊
藤波瞬平 三原一太 大髙雄一郎
イベント構成・朗読劇「緑のもえる学び舎で」
・トークショー
公演レポートちるちる
朗読劇脚本森悠
プロデューサー松崎亜希子
企画・製作SANDIAS

あらすじ

――秋、学園は新年度のスタート。
主人公:高遠皐月は16歳、高等部の二年に進級した。
前年度の冬…つまり今年の初め、この学園ではあまりに悲劇的な別れがあった。
生徒たちみんなから愛されていたある美しい生徒、エルヴェ・クレールが亡くなったのだった。
普段は寮で共同生活を送る生徒たちが、冬期休暇にはそれぞれの故郷へ帰る。エルヴェは一人また一人と学園を去っていく生徒たちを送り出した直後、心臓の発作が起り、帰らぬ人となった。
寮を囲む一面白銀の雪の庭に彼は倒れ、彼の亡骸はあまりに美しい氷漬けだったとか。

皐月にとって、亡くなったエルヴェは二つ上の先輩にあたる。
入学以来学年代表として生徒会活動に参加する皐月にとっては、生徒会長の郭天佑を父、エルヴェのことは母のように慕っていたので、特に大切な存在であった。
エルヴェの死を悼む気配がまだ色濃い学園に、この新年度と共に訪れた問題児の名は、アンリ・クレール。彼はなんとエルヴェの弟であった。エルヴェとなにもかも違うアンリに皐月は…?

キャラクター

高遠皐月 たかとおさつき(16歳/高等部二年)
…白井悠介
日本人。首席で中等部に入学し、その後も優秀な成績をキープ。校内でも目立つ存在だが、それを鼻にかける様子もなく、同級生たちとは気さくに接する。実は大の負け嫌いで、学園の中心的存在でいるために、相当努力している。学年代表として、生徒会活動にも参加。生徒会役員の上級生からは、とても可愛がられている。

アンリ(安里)・クレール(16歳/高等部二年)
…中島ヨシキ
フランス人と日本人の混血。銀行頭取の家の婚外子。高等部二年のこの新年度から編入生。腹違いの兄(2つ上)が病で亡くなり、代わりに家を継ぐことになり、急遽学園での教育を受けることになった。それまでは、父親たちと同じ敷地に暮らしながらも家族からも蔑まれて育ったため、周囲と調和できない尖った性格。上流階級の子どもばかりが集まっている学園においても、すっかり浮いた存在。

グレン・オーウェン(18歳/高等部三年)
…村田太志
イギリス人。公爵家の4人兄弟の三男坊。金髪碧眼でやや中性的な雰囲気。
アンリの兄が亡くなった後、「パーチ」と呼ばれる特権的な役割を後継した。多感な10代の生徒たちの迷い・悩み・苛立ちを受け止め導く、教会のような存在。正式な生徒会役員ではないが、役員の集まるサロンにも自由に出入りし、奔放に振る舞う。

郭天佑 かく・てんゆー(18歳/高等部三年)
…中澤まさとも
学年代表と生徒会役員を兼任するほど、学園内の人望を集める有能な青年。常に冷静沈着なその佇まいは『氷の貴公子』とも呼ばれる。皐月を自分の後継者にしようと考えており、その期待のあまり厳しく接している。

テオ・マリオ―リ(38歳/生徒会顧問)
…波多野和俊

今年から生徒会顧問になった物理の教師。元研究職。結婚を機に教職に就いた。この学園の教師陣の中では若く、特殊な生い立ちの生徒ばかりのこの学園で、まだ気後れしつつ働いている。生徒会の顧問を任されたことは、異例の大抜擢。

エルヴェ・クレール(17歳/高等部二年)
フランス人。銀行頭取の跡取り息子。前の年の冬に亡くなったアンリの兄。生徒たちから慕われ、学園では光のような存在だったが、生まれつき体が弱く、雪の日に心臓発作で亡くなった。

学園の生徒たち
アンディ  …大高雄一郎
ブライアン …藤波瞬平
シャルル  …三原一太